視力相談室アイランド

 

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視力の知識

Knowledge of eyesight

一般的に遠くのものが見にくくなったり、新聞の文字が読みにくくなったり、運転免許の視力検査で不合格になったりすると、 多くの人が近視や老眼になったと思い、眼科に行く人もいれば、眼鏡店に足を運ぶ人もいると思います。
また、日常生活で特に不自由しないという理由で、せっかく作成したメガネも、あまり使用しないという人も多く見受けられます。
しかし、近視などは単にメガネなど使用して、視力が出ていれば良いというものでも、放置しておいてよいものでもない場合があり、 見えにくいことから眼精疲労を引き起こしたり、両眼視の機能が低下することもあります。特に遠視や近視などの子供の視力の問題は、早期発見と早期対策が必要なこともあります。
ここでは少しでも知識をご本人とご家族の方に身につけていただくために、症状別に分類してみました。
少なくとも近視の種類やわかりにくい遠視のこと、屈折度数と視力との関係くらいは覚えておいて損はありません。
眼は一生使う大切な器官です。
できるだけ眼を守り、大切にしていただければと思います。
 


視力

 

一般的に視力という言葉をよく使いますが、この視力という言葉もいろいろ混同して使われています。
例えば、視力が悪くなったといっても、それが裸眼視力のことなのか、眼鏡をかけての視力なのかは、言っている本人しかわかりません。
そこで視力という言葉を正しく整理していただければ、何のために対処をしているのかがわかりやすくなります。
 
視力には、大きく分けて裸眼視力矯正視力があります。
裸眼視力はその名のとおり裸眼での最高視力のことで、眼の良い人(正視)は裸眼視力イコール最高視力ということになります。
矯正視力は、眼鏡かコンタクトレンズで矯正した最高視力のことです。
近視などの屈折変化や眼病による視力障害のある人は裸眼視力と矯正視力の2つの視力があります。また、この裸眼視力も矯正視力も環境や精神状態によって大きく変動します。それは人間の眼は脳そのものですので、視力は絶えず変化していると考えられます。通常の視力検査では眼の能力の一部分しか測定できないのが現実です。
 
本来、人間の眼は素晴らしい能力を持っていて、遙か彼方からすぐ手元までを鮮明に見ることができます。しかし、文明の発達とともに持っている機能を最大限で使わなくなってしまったために、徐々に眼が退化することにより、最高視力がどんどん低下してきているようです。
 
解剖学的には人間の最高視力は、最低でも約3.0から4.0以上あるはずですが、現在の日本人で裸眼視力でも2.0以上が判別できる人はどの程度いるのでしょうか。 (特に近視の人は、眼鏡やコンタクトでの矯正が不十分で、その人の本当の能力を使わない状態で生活していることが多いかもしれません。
眼というものは頭脳と同じで、より鮮明な画像を網膜に写し、視神経を通じて脳まで情報を送ることを繰り返すことによって、発達し維持し続けることができるのです。 従って、いつまでもピンボケで生活していれば、自然と最高視力は退化していくことでしょう。 わざと耳栓をしていたらどうなるでしょうか。それと同じことです。

一度退化してしまった最高視力は、対策が遅くなればなるほど元に戻る可能性は低くなると思われます。眼はものを鮮明に見るために作られているのではないかということも覚えておいてください。