視力相談室アイランド

 

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視力の知識

Knowledge of eyesight

一般的に遠くのものが見にくくなったり、新聞の文字が読みにくくなったり、運転免許の視力検査で不合格になったりすると、 多くの人が近視や老眼になったと思い、眼科に行く人もいれば、眼鏡店に足を運ぶ人もいると思います。
また、日常生活で特に不自由しないという理由で、せっかく作成したメガネも、あまり使用しないという人も多く見受けられます。
しかし、近視などは単にメガネなど使用して、視力が出ていれば良いというものでも、放置しておいてよいものでもない場合があり、 見えにくいことから眼精疲労を引き起こしたり、両眼視の機能が低下することもあります。特に遠視や近視などの子供の視力の問題は、早期発見と早期対策が必要なこともあります。
ここでは少しでも知識をご本人とご家族の方に身につけていただくために、症状別に分類してみました。
少なくとも近視の種類やわかりにくい遠視のこと、屈折度数と視力との関係くらいは覚えておいて損はありません。
眼は一生使う大切な器官です。
できるだけ眼を守り、大切にしていただければと思います。
 


両眼視機能・深視力

 

両眼視機能とは、両眼で同時にものを見る能力のことをいい、同時視・深視力(立体視力)・融像の能力に分類され、 これらの能力が障害を受けると斜位(外斜位や内斜位や上斜位)や斜視を引き起こしたり、距離感が狂ったりして日常生活においてトラブルの原因になることがあります。
また、近視・遠視や斜位・斜視が原因で両眼視機能に問題が起こることもあります。

深視力(立体視)とは、左右の眼の位置が違うために生じるズレを認識することによって、ものを立体的に見ることができる能力のことをいいます。この深視力(立体視力)は生まれた時から両眼を同時に使い、遠くや近くにあるものを見ることによって発達していきますが、遠視などを適切に矯正しないと、同時視と同じように立体視の能力が低下することがあります。

また、小さい時は深視力(立体視力)が順調に発達していた人も、後天的に近視を発生したあとの眼の使い方、例えば、学生の時に球技などの運動をほとんど行わない、テレビやパソコンを長時間見続ける、屋外にほとんど外出しないなどの二次元的な生活をすることによって深視力(立体視力)の能力が低下することも考えられます。

したがって、深視力(立体視力)を維持し発達させていくためには、常に両眼をバランス良く使うように意識することや、球技などを生活に取り入れていくこと、近視や遠視がある場合は、正しく視力を矯正しておくことが大切です。